- interview
2024.08.21
2024.07.26
諸富さん
私の会社はNiSiという、海外製カメラフィルターの輸入小売業を行っています。以前、ブラックミストという製品のプロモーション動画をDIN君という動画クリエイターに制作してもらったことがあり、それ以来、彼とは親しくしています。社内でブランディングやコンテンツクリエイターを探しているときに、DIN君の紹介でECサラダボールをやってるYL Projectsの玉田さんとつながり、お仕事をお願いするようになりました。初めてお会いしたのは、その時のミーティングです。
諸富さん
見栄えや内容の質が非常に重要だったからです。まず、私たちが扱う商品は専門性が高いため、撮影の知識がない人にはお願いしたくありませんでした。一般的な広告代理店や制作会社のアウトプットは安定していますが、新鮮さに欠けることが多いと感じていました。他のメーカーのクリエイティブを見ても「またこのパターンか」と思うことが多く、私たちは違うアプローチを試したかったのです。異業種の映像制作に取り組んでいる会社の方が良いと感じました。
また、若い世代の感性も重視しました。30代の社長が率いるメディアや制作会社、広告代理店のようなところを探していました。そして、グローバルに展開している点も大きな魅力でした。そもそも創業者にオーストラリア人がいて、クライアントも大手海外企業が含まれているので、海外のテイストやグローバルスタンダードを理解していることが重要でした。若い世代はInstagramやYouTubeで海外のコンテンツをよく見ているので、グローバルなクライアントと仕事をしている会社の方が若いマーケットに響くと考えました。
諸富さん
商品のプロモーションにおいてコンテンツ制作は重要な位置づけです。クリエイティブディレクターを置いて、全体をコントロールしながらコンテンツを作っていく体制が必要でした。ECサラダボールと仕事を始めた3年前は予算も今ほどなかったので、まずはインスタのコンテンツ制作を依頼しました。その後、LPの作成やECサイトの制作など、様々なプロジェクトを手がけてもらうようになりました。
諸富さん
ECサラダボールのチームはカジュアルで、私たちと対等にまっすぐな意見を言ってくれる点が良かったです。日本的なビジネス慣習にとらわれず、フラットな視点で仕事の内容や人の能力を見てくれるところが魅力的でした。こうした人柄や価値観の合致は、コミュニケーションを円滑にし、クリエイティブな仕事を進める上で非常に重要です。
諸富さん
これまで当社はクリエイティブやプロダクションに大きな投資を行ってきましたが、今後もその方向性を継続していく考えです。その一環として、サイトのパフォーマンスデータを定期的にチェックし、改善点を見つけていく「ECヘルスチェック」を実施していきたいと思っています。フィルターという商品はニッチな市場ですが、売上を伸ばすためには、顧客数の増加と客単価の向上が重要です。特に客単価を上げるためには、しっかりとしたブランディングとサイトの継続的な改善が必要です。これにより、当社のブランドのファンを増やし、複数の商品を組み合わせて購入してもらうことを目指しています。
ECサラダボールには、これまで以上に独自性のあるクリエイティブなアプローチを提供してもらい、ブランディング強化に貢献していただきたいと思っています。また、サイトのデザインやユーザーエクスペリエンスを向上させるための具体的な提案や実施も期待しています。全体として、私たちのビジョンに共感し、価値観を共有しながら、長期的なパートナーシップを築いていけることを望んでいます。